平成29年度、私達北大阪商工会議所青年部は、記念すべき創立35周年という節目の年を迎えます。地域経済の健全な発展を図る商工会議所活動の一翼を担う青年経済人として、諸先輩方が築いてこられた伝統を守り、グランドデザインを描き新しいものにチャレンジし、青年部活動に取り組んでいく所存でございます。
創立35周年を迎え、次の周年に向けて新たな一歩を歩み出します。あらためて組織を、そして地域を見つめ直し、未来を見据え行動していくためには、すべてのことを知るところから始まります。知り、学び、経験し、私たちはアイデンティティを創りあげていきます。このアイデンティティの探求こそが誇りにつながっていきます。それは人も組織もまちも同じです。誇りを持った人が増えれば増えるほど、組織もまちも輝いていきます。気概溢れる人財による魅力ある北大阪YEGの確立を目指して、目先の夢だけではなく、5年、10年、20年先を見据え、北大阪YEGとしての発想や視点で夢を追及し、活性ある地域へとつなげていきます。平成29年度はメンバー自身が「参加することが愉しく、わくわくする」と感じる組織運営を目指し、私たち自身が身近な人に「活動が愉しい」と伝えられるような、志を同じくする仲間を増やす更なる会員拡大をおこなってまいります。
平成29年度スローガンは、『人と人との出会いを大切に、愉しく行動しよう~内的インセンティブを高めて~』を掲げさせて頂きました。ここ3年間で220名ほどの新しい会員に入会して頂きました。縁あって入会して頂いたのですから青年部全メンバーとの出会いを大切にし、愉しく活動して頂ければと考えております。愉しくなければ組織にも活動にも仕事にもプラスには作用しないと思います。行動経済学でいうところの内的インセンティブとは「非認知能力」のことで、ペーパーテストで測ることができる「認知能力」に対して、学力や偏差値教育では測れない協調性や忍耐力、計画性、心身の健康などの“生きるためのスキル”を意味します。内的インセンティブは、今の仕事に一生懸命取り組むのが愉しい、仕事を通じて社会に貢献したい等、多なかれ少なかれ人間が持っている内なる感情によって、生産性に大きな影響を与えるものであり、成長・自主・目的が重要な要素だと考えます。青年部活動で自身が真の青年経済人になれるよう繋げていただきたく平成29年度スローガンに掲げました。次世代の青年経済人の為に自分たちが出来ること、やらなければならないことをしっかりと見つめ、一歩一歩踏みしめて確実に未来を築き上げ、北大阪YEG会員であることに誇りを持ち、志高く、明るい地域経済の発展へと切り開く一年間にしてまいります。
平成29年4月14日
北大阪商工会議所青年部
会長 西森 治貴