会長所信

北大阪商工会議所青年部
令和8年度会長 鳳山 成志

令和8年度スローガン

感謝×全力×挑戦

はじめに

 北大阪YEGは1982年の設立以来、先輩諸氏の弛まぬ努力と本会職員の皆様や地域の温かいご支援により、全国有数の規模と実績を誇る組織へと進化してまいりました。これまで築かれてきた歴史と絆に心より敬意と感謝を申し上げます。    今、私たちをとりまく社会や経済は、技術革新や環境対応の加速、そして国際情勢の不安定さなどにより、かつてないスピードで変化しています。原材料やエネルギー価格の高騰、消費者ニーズの多様化、人材確保の難しさといった課題は私たちの経営や生活にも直結しています。  一方で、こうした変化は新たな市場やビジネスを生み出す好機でもあります。これまでの発想にとらわれず、柔軟に学び挑戦する姿勢こそがこれからの時代を切り拓く力になると信じています。これまで築き上げてこられた諸先輩方や支えてくださる周囲への「感謝」を胸に、「全力」で行動し、「挑戦」を続けながら未来を切り拓く歩みを進めていく必要があります。

人こそがYEGの原動力

 YEGの最大の資源は「人」です。志を同じくする新しい仲間を迎えることは組織に新しい視点や活気を吹き込み、未来への可能性を広げます。多用なバックグラウンドを持つ人々が集まることで、互いに刺激しあい、これまでになかったビジネスや地域貢献のアイデアが生まれます。  一方で、会員同士の深い交流は組織の土台を強固なものにします。安心できる信頼関係があればこそ、本音で語りあい、互いの成功に向けて共に活動できる環境が生まれます。これまでの、北大阪YEGの活動に加え、会員相互が立場や業種を超えたコミュニケーションの場を積極的に設けていく必要があります。

共創と挑戦で切り拓くビジネス

 会員相互のビジネスを活性化させることは、YEGの存在意義の一つです。目まぐるしく変化する時代の中を勝ち抜いていくためには、過去のやり方だけにとらわれず、また変化を恐れず、新しい技術や発想を積極的に受け入れる姿勢が必要です。AIやデジタルツールの導入、異業種とのコラボレーションなど、これまでの枠を超えた挑戦が未来の可能性と成長をつくります。  さらに、信頼関係に基づくネットワークは取引先の拡大だけでなく、経営課題の相談や人材交流の機会も増やします。これが地域全体の経済を底上げし、若い世代に「自分もこの地域で挑戦したい」という希望を与えます。そのために、情報を共有する仕組みや場を整え交流を通じて会員それぞれの成長につなげることが重要です。

積極的な広域交流が学びを深める

 日本YEG、近畿ブロックや大阪府青連といった広域組織との関りは、私たちの視野を広げ成長を加速させる大きなチャンスです。北大阪地域だけの活動ではなく、全国の仲間と交わることで自分たちの強みや課題を新しい角度から見つめ直すことができます。  多くの仲間が集う全国大会や近畿ブロック大会、また大阪の仲間たちが一同に会する会員大会では、最前線の経営課題や最新の情報を学ぶ場でもあり、他地域の成功事例や挑戦のストーリーに触れられる貴重な機会です。そこで得た知識やネットワークは、私たち自身のビジネスや組織運営に活かせるだけでなく北大阪地域に新しい風を吹き込みます。  さらに、北大阪YEGが広域の場で積極的に発言し存在感を示すことは、地域を代表する私たちにとっての責任であり、また大きな誇りでもあります。広域にわたって挑戦し続けることがメンバーの自己成長を促し組織全体の活力を高める原動力となります。また、単なる「出席」ではなく、得た学びを仲間に持ち帰り地域での実践に結びつける循環をつくることが重要です。積極的な交流を通じて学びを深め可能性を広げていきましょう。

資源を積極的に活用し、未来を動かす提言へ

 北大阪商工会議所との連携は、北大阪YEG活動を発展させるうえで重要な基盤であります。会員一人ひとりが北大阪商工会議所の資源を積極的に活用し、自社の成長や地域の活性化につなげるために、北大阪商工会議所が展開する事業や会員サービスの内容を正しく理解し、それが会員にどのようなメリットをもたらすのかを調査・分析し、広く周知することが重要です。  また、提言活動は、単なる提案ではなく、会員の知恵と経験を結集し、青年経済人だからこその視点を活かし、地域の未来に貢献できる、地域や企業、会員にとって本当に意味のある活動が必要です。これまでの取組をしっかりと検証し、成果や課題を踏まえてより効果的な提言を発信できる仕組みを構築する必要があります。

地域とともに

 北大阪YEGは、ビジネスの発展だけにとどまらず、地域の未来を牽引する団体であります。また、これからの地域を支えていく人材を育てていくことも私たちの重要な使命です。地域企業、教育機関、行政や地域の皆様と連携し、新たな企画や共創の場を生み出し地域に活気を与え、若い世代を積極的に巻き込むことも重要です。また、北大阪YEGの活動の意義や魅力を地域に広げ、地域を巻き込み共に活動し、そこから生まれるつながりと学びを地域の活力に繋げていく必要があります。

想いを共有し、未来へつなぐ

 北大阪YEGの活動を広く知ってもらうことは、組織にとって重要なことです。これまでの発信方法を分析し、誰に、どのように届けるのかを明確にし、より効果的な手段を工夫することが必要です。また、SNSや動画配信などこれまでの手法に加え、AIなどの新しい技術を積極的に取り入れ、北大阪YEGの魅力を効果的に発信し、新しい仲間や地域に共感の輪を広げる必要があります。さらに、会員が効果的な広報手法を学ぶことで、自身や自企業の成長へとつながり、地域の活性へとつながります。

感謝を礎に、新たな決意を

 本年度は、令和9年度に北大阪YEG創立45周年を迎えるにあたり、これまでの歩みを振り返り、諸先輩方の努力や情熱に感謝するとともに、未来に向けて新たな決意を固める大切な機会です。これまでの歴史を学び、これからの5年、10年に向けて新しいビジョンを示し、新しい時代にふさわしい北大阪YEGの姿を描く必要があります。  また、北大阪YEGの未来を担う人材の育成に向けて、日本YEGや近畿ブロック、大阪府青連といった広域連合への出向も積極的におこなう必要があります。出向が「個人の成長」だけではなく「組織の成長」へとつながる仕組みを構築し、組織全体で支え、学びを共有できるように出向の基準や支援ルールを整える必要があります。

安心して活動できる組織づくり

 組織の基盤を支える役割は決して表舞台に立つことは少ないものの重要な役割を担っており、北大阪YEGの活動を推進していくうえで欠かせない存在です。諸会議の調整や設え、規約やルールの整備、会員情報や会計の管理など日々の取組があってこそ私たちの活動が意義あるものとなります。また、透明性と健全性のある運営が、北大阪YEGの力を最大限に引き出す原動力となります。さらに、強固な組織運営が地域への信頼へとつながります。

地域の力を結び、共に歩む

 北大阪地域には、北大阪商工会議所、業界団体、自治会、ロータリークラブやライオンズクラブ、青年会議所など、多様な団体が地域のために活動しております。北大阪YEGはこれらの団体とパートナーとしてつながり、互いの強みを活かして地域に一体感と推進力を生み出す存在である必要があります。多様性と個性が重なりあう時代だからこそ、価値観の違いを尊重し、共通の目的で束ねる調整力が求められます。青年経済人として柔軟な発想と実行力で、世代や価値観を超えた交流を促し、これまでにない地域づくりを推進することが必要です。

結びに

 北大阪YEGの会員であるということは、単なる地域活動やビジネス交流だけではなく、仲間と「未来」にむけて共に歩むということです。私たちは、北大阪YEGの会員であることに誇りと自信を持つ必要があります。   また、私たちが活動できるのは、多くの支えがあるからです。常に「感謝」の心を忘れず、その想いを力に変えて活動に取り組んでいきましょう。支えてくださる方々や与えられた環境に最良の結果を出せるように「全力」で取り組むことが私たちの使命です。  さらに、北大阪YEGでの活動が自身への成長へとつながり、その一歩一歩が「挑戦」となり未来を切り拓いていきます。 どうせやるなら、かっこよく 「感謝」を胸に、「全力」で挑み、「挑戦」を誇りとして 仲間と共に笑顔で未来を創っていきましょう