北角会長のコラム
納会中止のご連絡と新型コロナウイルス感染拡大に思う
 妖怪が世界を徘徊している~新型コロナウイルスという妖怪が~この妖怪、皆さまもお察しのとおり、世界的に感染拡大の一途をたどる新型コロナウイルスを「共産党宣言」の冒頭になぞらえています。今や、感染症による肺炎などの重篤な健康被害だけでなく、世界の金融・為替・証券市場にも感染が波及し、2008年9月のリーマン・ショック時を彷彿とさせる混乱、いわばコロナ・ショックとも呼ぶべき事態に見舞われています。さらには、消費税増税の影響もあり、2019年10~12月期の国内GDP改定値も年率7.1%減に下方修正され、この第4四半期の2ケタマイナスが確実視されるなか、新型コロナウイルスは人類の健康や命を脅かすパンデミックなのか、それとも情報拡散が招いているインフォデミックなのか、現時点では正しい答えはわかりませんが、少なくとも確実に言えることは、中国に端を発するサプライチェーンの途絶、国内活動自粛による需要の低減など、私たちの地域経済活動にも深刻な影響を及ぼしはじめてきたということです。
 
 このような緊急事態の情勢下、3月19日に開催予定であった青年部2019年度3月度例会(納会)につきまして、慎重に協議をおこないました結果、大変残念ながら開催を中止することを決定いたしました。本事業は2019年度の締めとなる納会であり、理事役員をはじめとして、メンバーの皆さまと一年間の活動を振りかえるとともに、当青年部活動に長年ご尽力いただいた卒業生の皆さまをお見送りする場でもありました。そのなかでも、準備段階を含めると約一年半にわたって、最前線で陣頭指揮いただいた委員長の皆さまのご尽力、特に、長い期間にわたり納会開催準備にあたっていただいた担当委員会である平松委員長と事務局の皆さま・常務・専務のご苦労を察するに、本当に断腸の思いとしか言いようがありません。本事業実施にあたっては、開催プログラムの時間短縮ならびに十分な感染症対策を施したうえでの開催も検討いたしましたが、感染者の増加と収束の見とおしがまったく立たないなか、参加されるメンバーおよび卒業生の皆さまはもとより、ご家族・従業員の皆さまの健康と安全面を第一に考えました結果、責任ある青年経済人として開催中止の結論に至った次第であります。スケジュール調整とご出席の予定をいただいておりました皆さまにおかれましては、開催中止のご連絡となり、誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 
 今年度も残すところ、あと1ケ月余りとなってしまいました。日が沈んでも、必ず日は登ります。明けない夜はありません。寒い冬の後には、必ず暖かい春が訪れます。新型コロナウイルスの感染が世界的に広まっても、その影響は必ず収まるときがきます。これが世の本質だと思います。このような今こそ、8月度公開例会「北大阪版故郷の新しい風会議」にお招きした渋澤健先生からいただいた言葉とおり、目先の結果にとらわれることなく、大いなる志を胸に、見えない未来を辛抱強く信じて、歩を進めてまいります。
 
"There is nothing either good or bad, but thinking makes it so."
「物事に良いも悪いもない。考え方によって良くも悪くもなる」
(シェイクスピア 「ハムレット」より)
北大阪商工会議所青年部
会長  北角 強
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