残暑厳しい2019年8月22日、北大阪商工会議所青年部の8月度例会がホテル・アゴーラ大阪守口にて開催されました。

今回は北大阪YEG初となる新たな試み「故郷の新しい風会議」と銘打っての公開例会となりました。

第一回目の「風会議 基調講演」では、東京商工会議所の初代会頭・そして我々の地元京阪電車の生みの親である渋沢栄一翁を高祖父に持つ渋澤健氏に、枠にとらわれない考え方から始まり、栄一翁の著書「論語と算術」から得られる論理的資本主義と合理的経営をはじめとする「と(and)の力」、即ち我々これからの青年経済人に必要なセンスであり今回の風会議に非常にふさわしい共通のテーマをお話頂きました。

風会議では50名を超える国家・地方公務員の方々、YEG他単会や本会職員の方々にお越し頂き、全てのテーブルで非常に活発な意見発表・交流が行われました。その結果として、ご参加頂いた皆様が地域活性の参考になる色々な種を生み出していただいたのではないかと思っています。また、風会議で出た沢山のご意見は、提言委員会において活動するにあたり非常に重要な資料となります。

そして、「風会議セカンドステージ」と称した懇親会では、参加者全員で食事をして頂きながら、硬い壁を取り払い、まさに「居酒屋会議の雰囲気」で風会議よりも多くの地域行政の方々と密な交流を行って頂きました。会場では笑い声が絶えなく、これこそが風会議ならではの醍醐味であったと思っている次第です。

この風会議により北大阪YEGの中期ビジョンの1つ「提言活動を行う」のスタートラインをようやく切ることが出来ました。来年1月の提言勉強会で今年度としての提言事業は終了ですが、3月の提言書の作成・そして次年度へのバトンタッチを含め、まだまだ我々委員会の活動もスタートラインを切ったところです。今回の皆様の声を糧に提言委員会は邁進していく所存です。

平成31年度 提言委員会 委員長 稲田宣稚