バックナンバー2月号

北角会長のコラム

集大成、そして、次世代へ

暦上は「大寒」を迎えましたが、全国的に記録的な暖冬傾向のなか、2020年の皮切りとなる「新春例会」から、今年の青年部活動が本格的にスタートいたしました。はじめての開催場所となるANAクラウンプラザホテル大阪にて開催された新春例会では、久門会頭をはじめとする本会正副会頭の皆さま、中谷OB会長をはじめとするOB・OG諸先輩方のご臨席のもと、150名超の青年部メンバーの皆さまにご参加いただき、盛大かつ賑やかな初春の時間を共有することができました。長い期間にわたっての企画と、当日のきめ細やかな設えで参加者の皆さまをおもてなしいただいた、平山委員長率いる渉外委員会メンバーの皆さまに御礼申し上げます。

また、2019年度事業もいよいよ大団円を迎えるなか、新春例会につづいて、稲田委員長率いる提言委員会主催による「地域資源発掘・地域経済活性のための提言勉強会」を開催いたしました。この提言勉強会は、昨年6月の第一回勉強会、8月の公開例会(北大阪版故郷の新しい風会議)につづく、いわば今年度提言活動の集大成事業として、日本YEG政策提言委員会の中村副委員長、守口門真YEGの山田直前会長から提言事例を講演いただくとともに、交野市・寝屋川市・枚方市の産業振興・地域政策ご担当の皆さまを交えた提言ディスカッションをおこないました。得てして難しく捉えられがちな提言活動ではありますが、我が地域に対しての課題認識をもち、地域愛を醸成するとともに、地元行政関係者との連携のなかで、あらたな交流=化学反応が生まれる提言活動は、地域を支える経営者としての学びの場であり、スキルアップする良き機会であると考えております。そのような意味で、この提言勉強会に50名近いメンバーの皆さまにお集まりいただき、提言マインド・提言アンテナをもっていただいたことは、次代への礎として、今年度スローガンに掲げた【北大阪YEG2.0】における意識のアップデートの成果のひとつと言えるのではないかと考えております。

今年度も残すところ、あと2ケ月余りとなりました。冒頭に掲げた「集大成、そして、次世代へ」の言葉とおり、今年度活動の集大成と次世代にしっかりと襷をつなぐべく、今日を超える明日へと、真っ白な灰になるまで燃え尽くす所存です。

北大阪商工会議所青年部
会長  北角 強