平成28年度 会長挨拶

北大阪商工会議所青年部、平成28年度、第35代会長をつとめさせていただきます川北修義でございます。昨年の9月に会長予定者に選考いただき、会長として何をすべきか、また今後の青年部のあり方や方向性をどうすべきなのかを、私なりに模索してまいりました。その結果、大きな視点で申し上げますと、いろいろな形で連携できる組織であり、また自主自立できる組織になる必要があるのではないかという結論にいたりました。そのような意味を込め、本年度のスローガンを「繋がる」ことをひとつのテーマに、『人を繋ぎ、地域を繋ぎ、未来を繋ぐ「魅力あるまちへ」というものにさせていただきました。

組織の主役はやはり人であり、組織を活性化していくには、若い力が必要であります。そのためにも会員拡大については、いつの時代であろうと組織にとって一番の課題であります。本年度は70名の会員拡大目標を達成し、300名の会員数にしたいと考えております。また、会員数を維持するためには、退会者を限りなく少なくする必要があります。特に新入会員や入会3年未満のメンバーには、青年部の魅力や立ち位置をしっかりとお伝えしていき、多くの事業に参加していただくことで、新しい出会いを創造します。メンバーが親睦事業などの交流で相互理解を深め、自身のビジネスの拡大や生涯の財産を見つけるきっかけづくりができる、魅力ある組織にしてまいりたいと考えております。

今年度から地域の活性を目的に、産・官が連携して、枚方駅前大収穫祭が9月に開催されます。その中の核事業である枚方オクトーバーフェストを岡東町中央公園にて青年部主催で運営してまいります。10日間の開催期間で多くの賑わいを創造し、周辺地域の活性につなげていくことは、現在北大阪商工会議所が取り組んでおられる、枚方市駅前再開発での政策提言活動においても重要なツールになると考えております。
また、将来的に産・官・学・民が機能的に連携し、いろいろな発展性を備えた事業にしていくことで、北大阪商工会議所青年部が全国に発信できる新しいビジネスモデルの構築に繋がるのではないでしょうか。
北大阪商工会議所青年部にとって、初めての大きな取り組みで、これから多くの難題が生まれてくると思いますが、我々青年部が一丸となってやっていくんだという気概をもって事業に取り組み、成功に導いていきたいと考えております。

未来の人材育成を大きな目的とする、ジュニアエコノミーカレッジも今年で8回目の開催となります。今年度は、北大阪商工会議所の地域を鑑み、枚方・交野・寝屋川三市での実践販売を目標にさせていただきます。未来の人材育成だけではなく、三市の行政機関や地域と連携していくことで、北大阪商工会議所青年部を対外に発信できる事業に進化させたいとも考えております。また、来年2月のジュニエコサミットでは、北大阪版ジュニエコの事例発表を行う予定であります。全国各地でジュニエコを開催されている多くの団体が集まるこの場所で、北大阪商工会議所青年部をしっかりとアピールしてまいります。

来年は北大阪商工会議所青年部として35周年という節目の年を迎えます。これまで青年部を創ってこられた先輩方の偉業に敬意を表すると共に、未来の北大阪YEGを見据えたグランドデザインをお示しできる記念式典、記念事業の企画を、一年間しっかりと練ってまいります。そのためにも、現在活発に活動されている他単会との交流を積極的に行うことで、我々北大阪YEGがこれから進もうとしている方向性をしっかりと確立していきたいと考えております。

本年度は北大阪YEGより大阪府青年部連合会の会長として木崎君を輩出させていただいております。大阪府青年部連合会も今年は25周年の節目を迎える年でございます。輩出単会として、リーダーシップを持って府青連事業に全力で取り組み、大阪府青年部連合会の発展に力を注いでまいりたいと思います。

まだまだ多くの事業を展開してまいりますが、一年間を通してメンバー全員が連携し、向かう方向をひとつに出来る組織に導いてまいります。大変大きな風呂敷を広げた船出となりました。時には荒波が襲ってくることがあると思います。その時は、逃げるのではなく青年部メンバーが一丸となって立ち向かい、乗り越えてまいります。そして風呂敷いっぱいの実りを収穫して、来年の4月にはみんな笑顔で帰ってきたいと思います。
全国一の単会を目指し、近い将来、実現することをお誓いしまして、わたくしの挨拶とさせていただきます。一年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。

平成28年4月15日
北大阪商工会議所青年部
会長 川北 修義